上顎洞炎って？

こんにちは

 

姫路市飾磨区の三木歯科です

 

 

 

上顎洞炎って聞いたことがありますか？

 

なかなか耳なじみが少ないかと思いますし、歯科ではなく耳鼻科にかかるものではないの？

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

上顎洞炎は主に耳鼻科などで対応されることが多いですが

歯が原因で起こることもあるので全く無関係ではないのです。

 

そもそも、上顎洞ってどこなのかというと

副鼻腔（顔の骨の中にある８つの空洞）の一つで、頬の骨の裏側にあり鼻の左右にある空洞です。

 

その上顎洞の粘膜が炎症を起こしている状態が上顎洞炎です。

 

蓄膿症、乾酪性上顎洞炎、ＤＬＥと呼ばれる事もあるそうです。

 

鼻や耳鼻科領域の問題で起こる原因としては

 

・かぜなどによる鼻炎

・細菌感染

・アレルギー性鼻炎

・喘息に合併して起こる好酸性副鼻腔炎　などがあるそうです。

 

歯や歯科の問題として起こるものとして

 

・むし歯や歯周病が原因の炎症が上顎洞まで波及した

・抜歯時に上顎洞粘膜が感染した

・歯の根が細菌感染を起こし、上顎洞粘膜が感染した

・インプラント治療時、インプラント治療後に上顎洞粘膜が感染した

 

などがあります。

 

症状としては

 

・鼻がつまる

・黄色い鼻水がでる

・頬の痛みや違和感がある

・階段の上り降りなどで、目の下当たりがひびく

・噛んだ時に、歯やハグキが痛む　　　　などがあります。

 

 

噛むと痛い場合などの時には、歯科に来院されると思います。

 

レントゲンを撮って、

 

・歯に異常はないか

・上顎洞に近いところに神経の処置をしている歯がないか、インプラントなど入ってないか

・上顎洞が曇ってうつっていないか　　　　　　　など確認します。

 

歯に異常を認めた場合には、その歯の処置をおこないます。

 

歯の状態や、インプラントの状態によっては抜歯やインプラントの除去などをしないといけない場合もあります。

 

 

歯に異常が認められず、上顎洞に炎症がおきているだけの場合には抗生物質を処方して経過をみてもらい

その後、耳鼻科を受診されることをおすすめします。

 

上顎洞炎の場合、患者さんが耳鼻科にかかればいいのか

歯科にかかればいいのかの判断つきにくいことが多いです。

 

炎症が波及すると、歯に症状が出るので

その時は歯科を受診するきっかけになると思います。

 

それまでの症状であれば耳鼻科にかかるのがいいと思います。

 

 

このように、歯科は耳鼻科の領域と少しかぶるところがありますので

私たち歯科従事者は患者さんにベストになるように診断し

 

耳鼻科の領域だと判断した場合には、耳鼻科の受診をお勧めしたり

紹介できるような体制をしっかりとっています。

 

歯が原因となっている場合には

まず歯科の治療をおこない、その後の上顎洞の経過に関して耳鼻科に判断してもらいます。

 

歯の痛みや違和感はお口の中だけではなく

その周りからも起きることがあります。

 

その逆もあり、歯が原因で他のところが痛み、違和感がでることもあります。

 

歯やお口の中で違和感や痛みを感じた時には早めの受診をお勧めします。

 

 

 

歯やお口の悩みを相談出来る歯医者さん

 

夜18時30分までやってます（最終受付18時00分）

 

三木歯科

 

山陽電鉄　　飾磨駅　　徒歩3分

 

兵庫県姫路市飾磨区玉地1-53-3

 

TEL：079-235-1850

FAX：079-235-1851