金属アレルギーが心配、、、セラミックで解決できるの?
こんにちは
姫路市飾磨区の三木歯科です
金属アレルギーが気になったことはありますか?
・ネックレスやピアスを付けるとかゆくなる
・金属製品をふれるとかぶれる
・金属製品を付けたあとの肌の調子が悪い
こんなことを経験された、している方がいらっしゃるかもしれません
でも、実際にご自身が金属アレルギーにかかっているか
またはしっかりと金属アレルギーの検査を受けたことがある方は少ないと思います
歯科治療においては様々な金属を使用します
歯科で使用する金属はお口の中、つまりカラダの中に常に入ります
歯科で使用する金属が原因で金属アレルギーを引き起こすことがあります
歯科治療における金属アレルギーについてお話ししていきます
1 歯科治療で使う金属ってどんなもの?
歯科治療で一番最初に思いつく金属は
歯を削ったあとに詰める銀歯かと思います
俗に言う銀歯に使われている金属の多くは
金銀パラジウム合金
金銀パラジウム合金に入っている主な金属は
金、パラジウム、銀、銅
他の金属が数%含まれています
金が12% パラジウムが20%、というのが規定された合金になります
詰める金属一つとっても多くの金属が使用されているのです
入れ歯では金銀パラジウム合金やコバルト・クロム合金など使用します
歯の土台で使用することの多い
銀合金
現在はほぼ使用されてないですが
アマルガムという水銀と他の金属を混ぜて作った合金が歯に入っていることも多いです
アマルガムについてはこちらを参考にしてください
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A0
出典:wikipedia
合金の組成についてはこちらのサイトがわかりやすいので参考にしてください
https://www.ishifuku.co.jp/dental/palladium/details.html
参照:石福金属株式会社
他にもインプラントで使用するチタンなど歯科において金属の使用は切り離せない物です
2 歯科金属の安全性はどうなんですか?
歯科で用いられる金属の安全性は高いです
金銀パラジウム合金は使用が始まって60年の歴史があります
お口の中でも比較的安定している材料であるのは間違いないです
昨今では
・金属アレルギーの問題
・非金属材料の台頭
などがあり金属の使用に対する見方が変化しつつあります
今すぐにお口の中で使用する金属がなくなるということはありえません
ただ医学や科学の進歩により金属に変わる材料が次々に開発され
使用されるのも現実としておこっています
金属を使うメリットとしては
・多くが保険適用であり費用を抑えることが出来る
・金属なので強度がある
金属の問題点
・金属アレルギーのリスク
・ハグキや歯に色がつく
・見た目の悪さ
現時点では金属の使用はなくならないですが、あなたに適した材料の使用が必要となります
金属と言ってもカラダにほぼ害を出さない金属であり
インプラントで使用するチタンなどがその最たる例になります
3 金属の代わりになる材料はありますか?
治療方法や歯の状態などによりますが、金属以外の材料はあります
金属以外の材料としてよく使われるのは
・セラミック
・コンポジットレジン
セラミックとは
セラミックスまたはセラミック(英語: ceramic)とは、狭義には陶磁器を指すが、広義では窯業製品の総称として用いられ、無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指す[1]。金属や非金属を問わず、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、粉末、膜など無機固体材料の総称として用いられている。伝統的なセラミックスの原料は、粘土や珪石等の天然物である。なお、一般的に純金属や合金の単体では「焼結体」とならないためセラミックスとは呼ばれない。
出典:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
歯科治療で使うセラミックには種類があります
コンポジットレジンとは
基本組成としてレジンマトリックス(有機質)とフィラー(無機質)で出来ている材料
材料の物性が向上していますので、多くの症例で使用されている材料になります
セラミックとレジンを掛け合わせたハイブリッドセラミックというものもあります
それぞれ金属を使用していないので金属アレルギーの心配がありません
金属以外の材料の強度は年々上がっており
見た目の改善だけでなく、使用するメリットが非常にあります
金属アレルギーを気にされる方は年々増えてきています
報道やネットの情報により、歯科金属による金属アレルギーへの見方が変化しつつあります
歯科で使用する金属がすぐに無くなることはありえません
ただ金属に変わる材料はでてきています
金属アレルギーが不安な方はまず皮膚科で金属アレルギーの検査を受けましょう
先ほども上げたように歯科で使用する金属は多岐にわたります
金属以外の材料も多く使用します
そのすべてがお口の中に存在しますので、様々なリスクが生じるのは仕方がありません
どの金属にアレルギーがあるのかを知ることでリスクは下げれます
お口の中に入る材料は様々な検査、試験を受けて使用が認められた物ばかり
安全性は高い
しかし、カラダの状態は人それぞれなのでご自身のためにもアレルギー検査を受けてみましょう
またお口の中の衛生状態が悪いと金属イオンが溶け出しやすくなるとの報告もあります
毎日のセルフケアはもちろん、定期的なクリーニングを受けお口の中を清潔に保つことで
歯はもちろん金属アレルギーのリスクを下げることにつながります
三木歯科では
金属以外の材料での治療も提案します
ご自身が金属アレルギーか分からない方には
提携先であるしろがねのり子皮膚科での金属アレルギーの検査をご紹介しています
あなたのお口に合った治療方法、材料の提案をしており
少しでもお口に入る材料などの不安が減るようにしております
現在お口の中に金属が入っている方に対しても
お口の清掃の仕方、金属アレルギーのお話しなどさせていただきます
金属アレルギーに不安がある方はご相談ください
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本邦における金属アレルギー診療の課題(出典:厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/000812150.pdf
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